銀杏散る/与謝野晶子
ほととぎす/式子内親王
風のうたつた歌/立原道造
さほ姫の/藤原家隆
色つぼむ/式子内親王
をしむとて/崇徳院
あかねさす/額田王
夏の野の/大伴坂上郎女
あやめ草/よみ人しらず
白鳥は/若山牧水
やまと歌は/紀貫之
『古今和歌集』によると、和歌には人や神の心をやわらげたりなぐさめたりする力があるらしい。和歌に出会えば出会うほど、本当かも……と思わされます。
初春の令月/大伴旅人
「令和」の元号で一躍有名になった、大伴旅人さんの「梅花の宴」。梅を見ながら歌を詠む……とても優雅な感じですが、旅人さんもいろいろと大変だったみたい。
くれなゐの/源実朝
夕焼けの「紅」に没頭して身も心も染まっていくような歌。日常の嫌なことも良いことも全部通り抜けて、ただただ、そこに紅があるだけ。
道すがら/源実朝
和歌の世界では、散りゆく桜の花びらを雪に見立てることもよくありました。まさか温暖化で本当に雪と桜がいっしょに散る世の中になるなんて……。
ひさかたの/紀少鹿女郎
月があんまり綺麗なので、心もふわりと梅の花の世界へ。なんとも可憐でロマンチックな歌です。
石走る/志貴皇子
さわやかでみずみずしい早春の一首。自然の生命力がにじみでてくるような不思議な力を持っており、好きな方も多いはず!
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